鎌倉マニフェスト2025
成果報告書

環境・まちづくり

脱炭素社会の実現に向けた取り組みと、鎌倉らしい歴史と文化を活かしたまちづくりを推進してきました。環境保全と持続可能な都市づくりを両立させる施策を展開しています。

達成 16項目 取り組み途中 2項目 未達成 1項目

45. 全公共施設へ再生可能エネルギー100%電気の導入

実績

  • 市施設に占める高圧受電施設の約9割を占める、高圧施設全てに再エネ100%電気を導入済み。
  • 低圧受電施設への再エネ100%電気の導入に向けては、供給事業者が見つからず未達成。

46. 公用車・パッカー車の電気自動車化

市役所公用車を順次、電気自動車に変更します。また、パッカー車(ごみや資源物の収集車)も、順次、電気自動車を導入します。

実績

  • 公用車の更新時期に合わせ電気自動車を導入。令和5年度5台、令和6年度5台。
  • パッカー車(ごみや資源物の収集車)は未対応。

47. 家庭用蓄電池・電気自動車の普及促進

停電対策としても家庭用の蓄電池・電気自動車の普及を促進し、停電時の市民の電力を確保します。

実績

  • 太陽光パネル、エネファーム、蓄電池、電気自動車充給電設備(V2H)等の設置及び電気自動車(EV)の購入に対し補助金を交付。令和4年度から予算額を500千円増額(5,500千円)。
  • 令和7年度からは、新たに国の重点対策加速化事業費補助金を活用し、個人・事業者に対して太陽光発電パネル、蓄電池の購入に対し補助金を交付。

48. 省エネルギー推進のための取り組み

住宅・店舗の断熱材の普及促進策、省エネ家電の買い替え促進策などを国や県等と連携して取り組みます。

実績

  • ホームページで「COOL CHOICE(クールチョイス・賢い選択)」について、国の省エネ製品買換えガイドや県の太陽光発電設備の共同購入事業など、国や県の制度を紹介。
  • アニメオチビサンをゼロカーボン大使に任命し省エネ意識などの行動変容を促す啓発を実施。

49. 水道直結式ウォーターサーバーの設置

市内の公共施設等に設置し、マイボトルの普及による使い捨てプラスチック容器の発生抑制とともに、街中での安全な飲料水の提供を行います。

実績

  • 神奈川県企業庁やウォーターサーバーを取り扱う企業と協定を締結し、鎌倉駅西口広場のほか、令和3年度末までに市内の公共施設などに22台のウォーターサーバーを設置。
  • ウォーターサーバーの維持管理及び設置個所拡大に取組み32台に拡充。
  • 給水マップの作製、配布により市民及び観光客への周知・啓発。
ウォーターサーバー

50. フェアトレードタウンの認定

実績

  • フェアトレードタウン認定(令和6年度)
  • フェアトレードを通じて、人や社会に配慮した消費行動を促す普及啓発の実施。
  • フェアトレードタウン推進組織と連携し、フェアトレード商品の取扱及び購入の拡大につながる取組、またフェアトレードの市民への周知を広げるための取組を実施。
フェアトレードタウン認定式典

51. ごみの戸別収集の実施

実績

  • 令和7年4月から先行地区(七里ガ浜、鎌倉山、笛田など)で燃やすごみの戸別収集を開始。
  • 令和8年4月から全市実施予定。
ごみの戸別収集

52. 家庭ゴミ廃棄量の削減と過剰包装等の削減

法人企業と連携し、過剰包装等の削減に努めます。

実績

  • 廃棄物発生抑制等啓発指導員等が鎌倉・大船のテイクアウト店を中心に排出事業者を訪問し、過剰包装等の削減依頼を行った。
  • 令和4年度に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行されたことに伴い、製造事業者等の自主回収・再資源化事業計画を国が認定することで、廃棄物処理法の規定による許可を受けずに再資源化を実施できる仕組みが構築されたことから、製造・販売事業者等による自主回収及び再資源化を推進。

53. 地球温暖化対策地域実行計画の改定

SDGs未来都市として気候変動の緩和、適応、影響軽減にさらに重点的・先導的に取り組みます。

実績

  • 温室効果ガス排出量の2013年度比2030年度46%削減目標の達成と2050年の脱炭素社会の実現を見据えた地域脱炭素促進事業案及びシナリオを検討するとともに、そのシナリオの核となる地域再エネ導入戦略策定を目的とした、地域脱炭素化促進事業調査を環境省の補助金を得て実施(令和4年度)。
  • この結果を基に、具体的な地域脱炭素化促進事業を組み込んだアクションプランの策定作業に取組んだ。
  • 鎌倉市地球温暖化対策地域実行計画(地域脱炭素化促進事業編)を策定(令和6年度)。
  • 令和7年度に計画期間が終了する「第3期鎌倉市環境基本計画」及び「鎌倉市環境教育行動計画」の改定並びに脱炭素関連諸計画の見直しに向けた検討を進める(令和7年度)。
SDGs

54. 海水浴場の安全確保とテクノロジー活用

離岸流を可視化する取り組みや、監視ドローンを導入します。

実績

  • 由比ガ浜海水浴場において、海岸の安全を監視するためのAIカメラを設置し、離岸流の発生や発生しやすい場所をインターネット上で表示。海水浴場監視業務の一環として実施(令和4年度)。
  • 令和4年度から監視ドローンを導入し、海水浴場開設期間中の土日祝日及びお盆期間や、気象状況が変化するタイミング等でドローンを活用した監視業務を実施。

55. 海洋プラスチックごみ問題への取り組み

神奈川県や河川流域の自治体等による広域的な連携により、海洋プラスチックごみ問題の解決に向けて取り組みます。

実績

  • 海洋プラスチックごみ削減のため、横浜市・川崎市・横須賀市・鎌倉市・藤沢市・逗子市・大和市・町田市の8市が連携した海洋プラスチックごみ削減キャンペーンを実施。プラごみ発生源にもなる河川流域自治体との連携により、意識啓発を含め課題解決に取組んだ。
  • 本田技研工業株式会社、タカラトミーと協定を結び、由比ガ浜海岸等で清掃活動及び啓発活動を実施。
  • まち美化清掃活動、クリーンアップ、アダプトプログラムを推進。
  • 相模湾沿岸の海岸美化のため、「(公財)かながわ海岸美化財団」による海岸清掃事業費の一部を負担。

56. グリーンインフラの積極的導入

地域の魅力、居住環境の向上、防災・減災等に取組みます。

実績

  • 「緑の基本計画 アクションプラン」を策定(令和4年度)し、グリーンインフラの推進を位置付け、連携する施策を整理、拡大。
  • 緑の基本計画におけるリーディングプロジェクトである、「緑のネットワークの形成」に直接寄与している、接道緑化を推進する事業、「まち並みの緑の奨励事業」を推進し、暮らしを支える豊かな緑を形成。

57. 街の美化推進と観光客への意識向上

市民やNPOと協働で、ごみ散乱防止、落書き防止、路上喫煙防止の取り組み、観光客も含めて古都鎌倉の美観に対する意識向上を務めます。

実績

  • まち美化清掃活動、クリーンアップ、アダプトプログラムを推進。
  • 令和3年8月から強化した路上喫煙防止巡回啓発パトロールを実施。
  • 民間による屋内型喫煙所の設置に対する補助金の周知により、屋内型喫煙所の設置促進に努めた。
  • 観光客等へごみの持ち帰りをはじめとしたマナーの啓発に努めたが、インバウンドの著しい増加によりごみの散乱他、迷惑行為が発生し、それを防ぐまでには至らなかった。

58. 鎌倉の伝統的な文化に触れる機会の創出

禅、流鏑馬、能、茶道、鎌倉彫などの伝統的な文化に触れる機会を多く作り、鎌倉に誇りを持つことができるよう推進します。

実績

  • 子どもたちが日本の伝統的な芸術文化である能に接して感動を味わい、関心を高める機会を提供するため、本物の装束、舞台を使って能楽師の指導による稽古を受け、その成果を発表する「鎌倉こども能」を平成30年度から実施。
  • 鎌倉に古くから伝わる伝統芸能や文化を紹介し、次代を担う世代への興味、関心を高めるため、子どもたちが鎌倉彫、能、茶道といった伝統的な文化に触れ、鎌倉の魅力を発見する機会を提供。
  • 令和7年度は、東アジア文化都市事業の一環として、中国の伝統的な楽器に触れるワークショップや韓国の民族音楽のコンサートなどの実施を予定。
  • 市内全小学校6年生が、鎌倉能舞台を訪れ、能・狂言師から能・狂言の解説をきき、狂言の体験、鑑賞を行う能狂言鑑賞・体験教室を実施。
鎌倉の伝統的な文化に触れる機会の創出

59. 子どもたちが平和事業に関われる仕組みづくり

実績

  • 若年世代の平和意識の醸成や平和について考える機会を提供するため、戦争体験者、世界の紛争地域で支援を行う国際協力団体などを講師として小中学校へ派遣し、講演を行う出前講話を実施。
  • 平和な日常を突然奪われた同年代の少女やご家族の苦悩を知ることで、幅広い世代が平和について考える機会を提供するため、拉致被害者の横田めぐみさんに関する映画の上映や舞台劇の公演を実施。
  • 身近なところから平和の大切さを発信し、平和について考える機会を提供するため、鎌倉駅地下道ギャラリー50や本庁舎ロビーを会場として、鎌倉市ゆかりの文化人から寄せられた平和へのメッセージを展示。
  • 平和をテーマに活動する市内の小学生グループや市民団体が集い、平和について考える「へいわの学校」を開催。遠足の時間として「鎌倉に残る戦争遺跡を歩いてみよう」、文学の時間として「平和を考えるパネル展」、音楽の時間として「コンサート」などを実施するほか、令和7年度には、修学旅行として次代を担う子どもたちが平和記念式典に合わせて被爆地である広島を訪問。

60. 旧長谷子ども会館(旧諸戸邸)の活用

実績

  • 建物の劣化度・耐震調査、改修等基本設計、実施設計を進めるとともに、官民連携による利活用を検討。
  • 子育て世帯、ひとり親世帯、高齢者世帯など様々な方が利用でき、かつ、子どもから高齢者まで多世代の方が交流し安心して過ごせる居場所となる「子ども食堂・地域食堂」として利活用することを前提に「一般社団法人ふらっとカフェ鎌倉」と具体的な事業計画等について協議中。

61. 御成小学校旧講堂の活用

実績

  • 平成30年度の設計内容の一部修正(平成30年度設計時には、パソコンルームの設置等を予定していたものの、学級数の減少やGIGAスクール構想により、パソコンルームが不要となったこと等を受けて、講堂として活用)を行い、令和7年度に改修工事に着手予定。
御成小学校旧講堂

62. 史跡大町釈迦堂口遺跡の崩落対策工事と道路整備

実績

  • 令和元年度に実施した詳細設計に基づき、令和3年度に工事着工。
  • 令和5年度に工事完了し、周辺道路の安全対策工事を行い、令和8年度に開通予定(車両は緊急自動車の通行のみ)。

63. 歴史的建築物の保存と活用

景観保存建築物の橋渡し制度や鎌倉市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例を積極的に活用し、鎌倉らしいまち並みを保存します。

実績

  • 景観保存建築物の橋渡し制度について、パンフレットを作成するなど周知に努めた。また、景観重要建築物等の所有者等、対象となる建築物の所有者に定期的にヒアリングを行って売却等の意向の把握に努めた。
  • 鎌倉市歴史的建築物の保存及び活用に関する条例(平成28年10月)を運用し、歴史的建造物の保全・活用に取組んだ。適用実績3件(加賀谷邸、三河屋本店、鎌倉文学館)
  • 国登録有形文化財の保存修理事業に対し、補助金を交付(材木座公会堂、坂井家住宅和館及び洋館)。

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