いざ、鎌倉フロンティアへ!月間「温故知新」鎌倉
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  月間「温故知新」鎌倉No.92 − 2009年3月1日(日)  
  ■■■一般質問から■■■
●就労支援対策について

【松尾質問】 
障害のある方やその家族にとって、社会環境整備の充実はもちろんのことだが、「将来にわたって働き続けられること」も重要である。
職業教育の中でも、職業の現場における実習は、学習意欲の喚起や職業意識の向上などを促し、とても有効な取り組みであると思う。
例えば東京都内にある私立大学では、大学図書館で5万冊の図書の整理を障害者8人が、交代で行っている。その他、大学敷地内の植栽等の管理、構内清掃、学食などは、大学敷地内なので比較的安全な環境であることや、サービス提供の際に多少の失敗があっても、大学生があたたかく見守ってくれたり、また時にはお手伝いをしてくれたりするので、職場として適している。本県でも、積極的に県内全ての大学と連携をとるべきだ。
さらに、障害者の農業分野への就職について、静岡県では、農林業の担当と、教育委員会が連携して、農業分野での特別支援学校生徒の実習受け入れや、農業での障害者就労上の課題等について検討を行い、障害者雇用を契機とした農業経営の改善、社会に貢献できる経営体の育成を図るなど、積極的な取り組みをしている。
 こうした様々な手法を参考に、さらなる施策の充実を図っていくべきと考えるが、どうか。

【教育長】
 大学での職場実習として、平成18年度以降、延べ8大学26名の生徒を受け入れてもらっているが、さらに枠の拡大に努める。また、農業分野への就労については、三浦市内の農園に就職をしている例などがある。豊かな自然の中で仕事をする機械を得ることは生徒にとっても大きな意味があるので、今後は生徒の実習先や就労先として農業分野の開拓にも努めていきたい。
 
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