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月間「温故知新」鎌倉No.91 − 2009年2月1日(日)号 |
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■■■新型インフルエンザ対策■■■
『新型インフルエンザ』についての問い合わせが、とても多く寄せられています。すでに報道や広報等でご存知の方も多いと思いますが、確認の意味も含めまして、今号にて取り上げます。
@現在、鳥インフルエンザウィルスは突然変異により自らその姿を変え、(今はまだ散発的ですが)鳥から人間に感染するウィルスに発展しています。
A更にその変異は進んでおり、現在確認されているウィルスからの情報でも、あといくつか進化をすると人間から人間に感染するウィルスになると予想されています。(これが新型インフルエンザです。)
B現在すでに流行しているインフルエンザは弱毒性のもので、感染しても気管の炎症や大腸への影響で済みますが、この新型インフルエンザは強毒性のもので、およそ全ての臓器に感染し、放置すれば感染者の6割が死に至ると推定されます。
C今年流行している型の中にはタミフルが効かないもの(主にAソ連型)があることが分かっており、この新型にどの薬が有効かは新型ウィルスが発生してみなければ分かりません。
D神奈川県は、新型インフルエンザに備えるための行動計画を平成20年12月に改訂しました。 この行動計画に基づき、市町村や事業者などと連携・協力して対策を進めることとなっています。
Eしかしながら、感染拡大を防ぐには、より強力な指導と、国民のみなさまの理解が不可欠であると感じます。
F例えば、新型ウィルスが確認された時点で、学校を閉鎖し、児童生徒は自宅待機。企業についても電気や水道、食料関係や報道機関等、最低限必要なもの以外は業務の停止を命じ、公共交通機関も運行量を大幅に削減するなど、国民の外出行動を抑制する措置を、迅速にとる必要があると考えます。
Gさらに医療機関に押し寄せる患者さんや、食料を求める人々にどう対処するか?医療関係者への二次感染を防ぐ体制は?など課題はまだまだ多くあります。行政として、これらの課題を1つ1つ細かく想定しながら万全の体制を取ることが求められます。
H今後も引き続き、行政としてできることを迅速に強力に求めてまいりますが、さらに大切なことは皆さん自身が自己防衛を図って頂くことです。高性能なマスクや消毒薬、うがい薬、そして食料などの備蓄をし、いざ新型ウィルスが発生したときにはすみやかに家族と連絡をとって自宅に待機することが必要です。
I繰り返しになりますが、ウィルスは今も進化を続けていて、致死率60%と言われる強毒性の新型インフルエンザは必ず発生すると言われています。しかし、備えによって防げる被害があります。
◎新型インフルエンザに感染した、またはその疑いがあると思われる方は、まず 鎌倉保健福祉事務所(発熱相談センター) 〔住所:由比ガ浜2-16-13 電話:24-3900〕 へご連絡をお願いします。 |
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