鎌倉には、多くの神社仏閣を含む歴史的文化的風土、海、山といった豊かな自然環境、都心から通勤圏内という地理的条件、活発な市民活動の積み重ねなど、多くの財産があります。
資本主義の限界、開発よりも自然との共生、個よりもつながり、権利より責任、心の豊かさを求める機運など、真の意味での幸せの尺度が求められている今、鎌倉ほど恵まれた素質、可能性を持つ地域は、そうたくさんはありません。
しかし、自然の減少、山の荒廃、地域コミュニティの弱体化、子どもと地域の隔たり、企業の転出、観光客増加によるストレス、市の財政悪化など、将来に向かう不安や閉塞感が地域の中に深く根を張っています。
鎌倉は住みたい街のトップ10に入ります。しかし残念ながら、実際に住んでみたらよかった街のトップ10には入りません。 これが、現実です。
これからの時代を生きる若い世代や子どもたちに、このままの姿で引き渡してよいのでしょうか?いや、もっと素晴らしい鎌倉の姿を、創ることができます。
鎌倉に住んでいる全ての人々が自由に夢を描き、その夢の実現に向けて努力することができる、そしてその夢を応援する仲間がいる。そんな街をつくることが、私の理想です。
私は、「こういう形で政治をやったら、市民が参加できるのだ、自分たちが望む方向に政治が進んでいくのだ」、ということを市民のみなさんに実感してもらう『しくみ作り』を目指します。
役所の役割を最小限にして、社会において必要な市民へのサービスを、市民・地域・NPOなどの団体・事業者が担い手になり、互いに助け合い、力を合せて行っていくことにより、時代の変化に対応した、ニーズに即応できる市民サービスの提供が可能となり、税金による財政支出も抑えることができます。
また、そうした取り組みを地道に重ねることにより、人と人のつながり、絆、地域で生活することの喜び、縦や横を越えた、斜めの関係を築き上げることこそが、財政問題を超えた、理想の社会像であると考えます。
源頼朝公の「天下草創」により、武家政治への変革を成し遂げました。
いまこそ市民主導の市政の実現に向けて、進もうではありませんか。
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