いざ、鎌倉フロンティアへ!月間「温故知新」鎌倉
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  月間「温故知新」鎌倉No.115 − 2012年12月1日(土)  
  『鎌倉市職員の給与は日本一高い!』
このような話を聞いたことがありませんか。この問題は市民の皆様の関心も高いことですので、これまでの取り組みついて報告させていただきます。
鎌倉市では、今年の8月から職員給与を平均で約7.7%削減し、これにより2年間で総額17億4千万円の財政効果を生み出しました。またこのほか、すでに一昨年前から、住居手当は約1億円、時間外手当は約2億円を削減してきております。
この規模の削減は、鎌倉市の歴史の中でもかつてないことであり、現在の鎌倉市職員給与は、神奈川県内で低いレベルになりました。
しかし、職員給与の課題はこれですべて解決したわけではありません。今後も、将来の鎌倉のために取り組みを進めてまいります。
 
  月間「温故知新」鎌倉No.114 − 2012年10月1日(月)  
  【ふらっとミーティング】

『ふらっとミーティング』とは、ふらっとな目線で、市民のみなさんと「安全安心」「少子高齢化」「世界遺産」について意見交換をするものです。
現在、市が抱えている財政問題や課題を市民の皆さんと共有したうえで、それらをどう乗り越えて「世界に誇れるまち」を創り上げていくか、アイディアを出し合いたいと思います。気軽に、ふらっと訪れていただけますと、ありがたいです。
また私は今後、小学校を核にした地域づくりを進めていきたいと考えています。老若男女、地域の誰でも気軽に小学校に集い交流できる。小学校をそんな地域のふれあい、つながり、絆を育む場にしていきたいと思います。

【未来鎌倉市】

『未来鎌倉市』という、若者を対象とした政策デザインコンテストを開催します。
「もし自分が鎌倉市長だったら」というテーマのもと、次代を担う若者が将来の鎌倉市のビジョンを掲げ、それを政策・予算にまで落とし込むことで、「若者らしい、斬新かつ現実性を備えた夢」を競います。

●応募条件
@.30歳未満ならどなたでもエントリー可能
A.3人以上6人以内のチームで参加できること。B.キックオフイベント、中間チェックイベント、
予選・決勝イベントすべてに参加ができること。
●スケジュール
 *キックオフイベント 11月3日(土)13:00〜17:00
 *中間イベント  11月24日(土)13:00〜17:00
 *予選コンテスト 12月 8日(土)13:00〜18:00
 *決勝コンテスト 12月15日(土)13:00〜17:00
●募集期間
 2012年10月23日(火)17時まで
※ 申し込み多数の場合は、運営事務局による審査により、9チームの選抜となります。
●「未来鎌倉市」のサイト
http://www.miraijichitai.com/kamakura/
《主催》鎌倉市選挙管理委員会
《お問い合わせ先》NPO法人ドットジェイピー
 
  月間「温故知新」鎌倉No.113 − 2012年9月1日(土)  
  現在鎌倉市は『世界遺産登録』に向けて取り組んでいます。そして、9月24日〜27日の4日間、イコモス(国際記念物遺跡会議)による現地調査が実施されます。その結果を受け来年6月に登録可否の結果が出ます。

世界遺産登録について、私は市長就任時、消極的な姿勢でした。その理由としては、鎌倉市の交通問題、観光客の受け入れ態勢(観光案内、トイレ、ごみ問題)などを考えたときに、これ以上の観光客が訪れたら、さらなる混乱を招くのではないかと危惧をしたからです。

しかし、多くの方々の熱意あふれる活動、貴重なご意見を伺い、考え方を変えました。世界遺産登録の目的は、そもそも観光客誘致や商業活性化ではなく、貴重な鎌倉の遺産を未来永劫守り続けること、さらにその価値を世界へ発信することを再認識しました。

そして市長として、鎌倉のまちづくりに関する様々な課題については、危惧するだけでなく、真正面から向き合って解決をしていく決意をしました。課題となっている多くのことを解決するためには、鎌倉市だけでなく、国、県、他市と連携をし、市民の皆様のご理解とご協力を得て実現していくこととなります。

例えば、歩行者を大切にする道路整備や交通渋滞解消、電線や華美な看板をなくして景観を良くすることなどは、市民生活の質を高めることができます。世界遺産に登録されることが目的ではなく、登録に向けた準備、そして登録後にもふさわしい環境を維持、整備していくことが、結果として、鎌倉をより良いまちにしていくことになる、との確信に至りました。

市長として皆様にお願いを申し上げます。
鎌倉をより良い、素晴らしいまちに「守り」、「創り」、「育てる」ため、皆様のご理解とご協力をお願い致します。
 
  月間「温故知新」鎌倉No.112 − 2012年7月1日(日)  
  この度、鎌倉市職員給与を平均約7.7%、2年間暫定削減することについて、職員労働組合の合意が得られました。年間約9億1千万円の削減額となります。削減は、給与、期末手当のほか、管理職、扶養、住居等の諸手当を含み、地域手当も3%削減します。

今回の給与削減は、鎌倉市の行政計画を確実に進めていくことを目的としたものです。6月定例市議会で、これらの条例案を提案する予定です。

これだけの削減幅は、かつてない規模であり、また近隣市でも近年、類を見ないレベルです。
『鎌倉市職員の給与が高いではないか!』というご指摘を多数いただいておりますが、今回の削減により、神奈川県内で、ほぼ最低レベルの給与額になる見通しです。

ただ、今回は2年間の暫定削減という期間限定であること、給与構造が抱える課題(残業代などを加えると職責の重い職員より軽い職員の方が給与が多くなってしまうこと等)が解決できていないこと、人事評価と給与が連動していないことなど、今後、取り組まねばならない課題があります。

引き続き、市民の皆さんから、納得し信頼していただける市役所づくりに向けて、より一層のスピード感をもって取り組みを進めます。そして、皆様から頂いている税金を、決して無駄にすることがないよう、これからも、将来の鎌倉のために有効に活用して参ります。
 
  月間「温故知新」鎌倉No.110 − 2012年4月1日(日)  
  【電気料金の値上げ対応について】

鎌倉市は、もともと東京電力と長期契約で電気料金を割引しており、値上げ分を加えても、PPSに切り替える財政的なメリットはありませんでした。ですので、鎌倉市としては、今回の値上げを回避できるかどうかが、大きなポイントでした。

通常と契約方法が違うため、他の自治体の例が参考にならない中、担当職員が期限ぎりぎりまで交渉を重ねた結果、価格は据え置きとなりました。これにより、年間8000万円以上の財政効果が出る見込みです。
1円でも税金を無駄にしてはならないと、必死に頑張った担当職員の成果です。
 
  月間「温故知新」鎌倉No.109 − 2012年2月1日(水)  
  平成24年度予算を議会へ提案しました。
一般会計は、552億8600万円で、昨年と比べると約11億8000万円減少した、緊縮予算となっています。歳入において「市税」は、346億で、昨年と比べるとおよそ6億円減少する見込みです。
 厳しい状況ですが、財政の健全化にも引き続き取り組み、市債(市の借金)の発行額は、昨年よりも約1億3000万円減少させた21億6000万円に留めました。そして一般会計の市債残高は、約425億円⇒約407億円となり、18億円減少する見込みです。

市の重点施策の3本柱は、
@ 安全安心まちづくり対策の充実
A 少子高齢対策の推進
B 世界遺産登録
ですが、特に神奈川県から14.4mと想定が示された津波対策を中心とした『災害対策、減災対策』を、鎌倉市政の最重要課題と位置付けて、取り組みを進めて参ります。

平成24年度は、市民と市民、市民と行政などのつながりを意識しながら、自立を意識した責任の持てる施策を展開し、未来に「つながる」まちづくりを目標に取り組んでまいります。
「財政健全化」と「政策の実行」を両立させねばならないという難題に直面しておりますが、市民の皆様と力を合わせて、鎌倉の魅力を活かし、住みよい鎌倉の街づくりに邁進してまいります。
 
  月間「温故知新」鎌倉No.108 − 2012年1月1日(日)  
  平成24年は「つながり」をテーマに、地域のつながり、世代間のつながり、被災地・被災者とのつながり、時代のつながり、姉妹都市や近隣市など他都市とのつながり・・・などなど、人と人との交流がより一層深まり、生きる喜びや幸せを実感できるまちづくりを目標に取り組んで参ります。
 
市政最大の課題は地震・津波などに対する『災害対策』です。しかしこの点は、市だけで解決できる問題ではなく、市民のみなさま一人ひとりの危機意識がとても重要となります。自立した市民が、お互いに力を合わせて助けあい、つながりあうことによって、真に『災害に強いまち』が実現すると考えています。当然のことながら市としては、地域防災計画の見直しを始め、地域での避難訓練実施の協力など、全力で取り組んでまいります。
 
 また今年は、鎌倉が正式に『世界文化遺産』としてユネスコに推薦されます。世界遺産登録取り組みの目的は『鎌倉の貴重な文化遺産や自然環境を、未来永劫守り、日本の文化、歴史を世界へ発信していくこと』です。決して、観光客誘致や商業活性化のためではありませんので、市民の皆様のご理解、ご協力をいただけますようお願いいたします。

今年は、私が市長に就任して3年目を迎えます。より一層市民のみなさまの声を聴き、また声なき声にもしっかりと心を寄せ、批判を恐れずに実行し、山積する課題を1つ1つ、確実に結果を出して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。
 
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Akiary v.0.61