いざ、鎌倉フロンティアへ!月間「温故知新」鎌倉
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  月間「温故知新」鎌倉No.79 − 2008年1月1日(火)  
  ○市町村合併

 今年は鎌倉市が、昭和23年1月1日に深沢村と、そして6月1日に大船町と合併してから60年目にあたります。(余談ですが、同年に鎌倉花火大会が始まっており、今年で60回目を迎えます。)
 ここ数年、市町村合併という言葉をよく耳にされた方も多いのではないでしょうか。全国ではいわゆる平成の大合併により、平成11年に3232市町村あったものが、平成20年3月には1795市町村になる見込みとなっており、神奈川県においても、37市町村から、昨年の相模原市と周辺町村との合併により、33市町村となりました。

 今後、地方分権の更なる推進や、厳しい財政状況下における行政改革の推進、道州制への移行などの観点から、神奈川県では、「自主的な市町村の合併の推進に関する構想」を策定し、概ね30万人以上の人口規模を視野にいれた合併を推進することとしています。その中で鎌倉市は、横須賀・三浦・逗子・葉山の三浦半島圏域と、藤沢・茅ケ崎・寒川の湘南東圏域の両方に属し、どっちつかずという状況です。実は鎌倉市は神奈川県下の中で、周辺市とのつながりが1番薄い自治体であるというデータもあり、また「鎌倉市」という名前だけは変えないでという声はとても多く、合併についてはその機運が盛り上がりにくい要因が多くあると感じるところです。

 私は、いきなり合併ありきで進めるのではなく、まずは(市単独で行うより)広域で行った方が効率的かつ、サービスの質が高まると思われる事業(ごみ処理、環境対策や消防、医療、福祉、都市計画など)を、積極的に周辺自治体と協力して行い、そうした連携を続けていくことによって、つながりが深まり、必要性が認められた上で、大いに合併の議論をしていくべきだと考えています
 
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matsuo@myad.jp