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月間「温故知新」鎌倉No.42 − 2005年1月1日(土)号 |
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いざ、鎌倉フロンティアへ! 42 | 2005.1月号 | | みなし昇給の廃止 | 職員の退職手当額の算定における特別昇給、いわゆる「みなし昇給」の廃止が可決されました。 これによって次のとおり、総額で約750万円が削減される見込みです。 約22万円(退職金に上乗せされていた額)×34人(2005年の定年退職者)=約750万円 昨年から議会で訴え続けてきたのですが、他市に先駆けてやろうとしないこ、鎌倉市の行政の体質や市長のリーダーシップの欠如は、今後に、かなり大きな問題を残していると考えます。まだまだ、細かい部分についても、1つずつ見直しをしていく必要があります。 | わたりの廃止 | 能力を問わず、年功序列で一律に課長等に昇給する準選考制度(いわゆる「わたり」)が廃止されました。 『そんな制度、まだあったの?民間企業では考えられないぞ』というご感想をお持ちの方も多いと思います。 わたりの廃止により、平成17年度には約110万円の削減効果が見込めます。当然のことながら、財政効果以上に、若い職員の意識改革・士気の向上につながることが大きいと考えます。 | 県内19市中、18位 | 鎌倉市一般職員の給与水準を示すラスパイレス指数が「97」になり、神奈川県内19市の中で、18番目になることが分かりました。常に県下トップクラスの高給水準だっただけに、少しは給与削減に向けた取り組みの評価ができるといえます。 【参考】 ☆平成16年度に削減された主なものは次の3つです。 @職員給与(約5億円削減) ・平均3.72%の暫定削減(約3億円削減) ・人事院勧告に基づく給与改定(▲1.01%、期末手当▲0.23ヶ月で、合わせて約2億円削減) A通勤手当(約1600万円削減) 通勤定期券の6ヶ月分一括購入 C退職手当(約3,100万円削減) 退職手当の調整率の削減 ☆ラスパイレス指数とは、国家公務員の給与水準を100とした場合の、地方公務員の給与水準を指数で示したものです | 落書き防止条例が制定されました | 12月議会で、落書き防止条例が制定されました。 この問題に取り組み始めた2年前、実は私は「落書きは子供がイタズラでやっているんだろうな」と思っていました。しかし、実態は子供だけではありませんでした。 昨年、鎌倉市内で捕まった犯人は大人。市外塗装業の方が、人の家の壁に落書きをしていました。そうすれば仕事が増えると思ったからだそうです。また先日も、都内のお店のシャッターに落書きをしているのが、商店街の防犯カメラに写っており、逮捕されたのはOLでした。お店に恨みがあったとか。 子供は、親の背中を見て育つといいます。そして社会の大人のことも、子供達はしっかりと見ています。タバコをところ構わず捨てる大人。電車の中、携帯電話でしゃべっているサラリーマン。人にぶつかっても知らんぷり。挨拶をしても、返事をしない人がいる・・・。 未来の日本をそして世界を、本当に心が豊かで、あたたかい世の中にしていくには、一人一人の心掛けが重要です。『一日一善』なんて、最近聞かなくなりましたが、大切なことは、そういった心掛けだと思います。そういう世の中が実現できれば、こんなルール(条例)は必要ないのです。本当は一人一人のマナーの問題なのですから。そしてすべての根本は、家庭・学校・地域の教育にあると感じています。 | |
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