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月間「温故知新」鎌倉No.18 − 2002年12月1日(日)号 |
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いざ、鎌倉フロンティアへ! 18 | 2002.12月号 | | 12月議会一般質問「ごみ行政について」 | 直営で行う欠点 | @人件費が高い ごみ収集作業職員の年間平均給与費は900万円を超えています。 A高齢化が進む 現在、20歳代の職員が(作業担当者約120人中)9人しかいません。反対に50歳〜60歳の職員は29人います。長年従事している職員は慢性的な腰痛に悩まされていると聞きます。また、退職者不補充を続ければ、10年後には20歳・30歳代がほとんどいなくなってしまうことが予想されます。(→高齢職員には、収集の経験を生かせる部署への移動等、工夫が必要。) B時間が拘束される 鎌倉市は観光地であり、道が狭い、抜け道も少ないという特徴から、渋滞が多いです。昼間の収集は効率が悪く、時間がかかってしまうので、夏季はごみが長時間放置されていることにより、悪臭を放っているという苦情が多く、また観光客が来る時間まで、ステーションにごみが残っており、景観的にも良くないです。 | 民間委託で行う利点 | @コスト削減 直営で行うと、どうしても人件費がネックとなり、コスト高になります。宇都宮市の例(下表参照)を見ても分かりますが、民間企業へ委託をした方が、コストを削減出来ます。 A柔軟な対応 8:30〜17:00という就業時間にとらわれることなく、民間委託の場合、早朝収集などに対応が出来ます。渋滞する前、観光客が来る前、悪臭を放つ前に、収集を終わらせることが可能です。 | 質問要旨 | 【松尾】私は、ごみ収集の民営化を目指すべきだと考えるが、市の考えを聞きたい。 【担当部長】ごみ収集業務は、当面、2人乗車等の効率的な運用を行いつつ、民間への収集業務の委託化も含めて、多様化する業務に対応できる体制を整えていかなければならないと考えている。 【松尾】 過去に、2人乗車の試行(現在、燃えるごみ収集は3人乗車で行っています)をしているが、その結果を教えて欲しい。 【担当部長】 問題点として、燃えるごみの量が多い月曜日・火曜日には収集時間の遅滞を招く場合があること、商店街での商品搬送車両等との競合による収集作業上の問題等があった。 【松尾】 平成13年2月議会で前市長が『可燃物収集2人乗車に向けて、努力をしていく』と答弁している。今まで、なぜ2人乗車が実施されなかったのか?また、本当に実施するつもりなら、いつからか? 【担当部長】 課題を労使双方で協議を行っているところである。出来るだけ早い時期に、2人乗車を実施したいと考えている。 | まとめ | 行政は、非効率であっても、行政にしか出来ないこと、例えば、声かけふれあい収集(クリーンステーションまで、ごみを運び出すことが困難な高齢者や障害者世帯を対象に、職員が戸別に声をかけて、ごみを収集しに伺うもの)や、ごみ減量の為の啓発運動などを行い、ごみ収集業務などの、民間にも出来る仕事は、どんどん委託化を進め、経費削減・効率化を図っていかなければならないと思う。 この財政難の折、今やらなければ、取り返しがつかないことになる。行政は、20年・30年先を考えて、義務的経費(特に人件費)の削減を徹底的に行う必要がある。 | |
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