いざ、鎌倉フロンティアへ!月間「温故知新」鎌倉
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  月間「温故知新」鎌倉No.9 − 2001年7月1日(日)  
 
いざ、鎌倉フロンティアへ!     2001.7月号
放置自転車の監視業務について

 6月1日から大船駅と鎌倉駅前にて、違法駐輪をする人に注意をするため、監視員が配置されています。市役所の報告では、放置自転車数は減っているとのことでしたが、現場を見ると、以前とさほど変わっていないと思います。新たに駐輪場を設置しない限り、この問題は解決しません。以前温故知新3月号でこの問題を取り上げたこともあって、今でも私のところに新規の駐輪場設置を希望する方々から、たくさんのメールが届いています。早急に設置するよう、さらに働きかけていきたいと思います。

七里ガ浜斜面緑地保全についての陳情

七里ガ浜東地区で大規模な宅地造成が行われています。今回、七里ガ浜自治会から提出された陳情は、その開発を中止したいというのが趣旨です。私は早速現場を見に行きましたが、ものすごい急斜面を、むりやり階段状に宅地造成しているな、という印象を受けました。大きな地震が起こったら、非常に危険だと思うのですが、大丈夫なのでしょうか?
 私は、全ての開発に反対するわけではありませんが、何もこの七里ガ浜の閑静な住宅街に、そして見た目にも痛々しく危険な開発をする必要はないと考えて、この陳情には採択を選びました。委員会としても全会一致で採択になりました

由比ガ浜地下駐車場
6月21日より、神奈川県が整備をしていた由比ガ浜地下駐車場がオープンしました。しかし、ここで少し気になるのが利用料金です。7・8月は250円/30分、それ以外の月は200円/30分です。海水浴客がたくさん来る夏場は、ある程度この値段でも駐車するとは思いますが、冬場に、はたしてこの値段で駐車場が埋まるほどの利用が見込めるのでしょうか?県は営業時間中ほとんど満車であるだろうという予測のもとに駐車場の予算(83億円)が組まれているようです。そんな甘い見通しでは、必ず1年後に(料金体系を含め)見直されることになるでしょう。そうなる前に、例えば『この駐車場を利用した人には無料で自転車(放置自転車の持ち主未回収のものを利用する等)を貸し出して、鎌倉観光をしてもらう』などのパークアンドサイクルのサービスなどを行って、駐車場の利用を促進する策を練るべきだと思います。
その他
市役所本庁舎2階のトイレ改修工事(バリアフリー+オムツ交換場所設置)のため960万円の補正予算が組まれ、全会一致で可決されました。
6月議会が終わって
私にとって初めての定例会が終了しました。今回、一般質門をしなかったので、なにかと聞いていることの方が多かったのですが、その分感じたことや得たものは多かったです。
 私の所属する建設常任委員会では緑地保全、マンション建設反対などの陳情処理が中心でした。現在鎌倉市のあらゆる場所で”階段状マンション”が造られたり、計画されたりしています。なぜかといえば、それは今まで風致地区で8M、第一種低層住居専用地域では10Mの高さ制限があって、その地域ではその高さ以上の高層マンションが建てられませんでした。しかし建築基準法の緩和(地下室が容積率から外される等)により、斜面においては地下部分を多くする事により、見た目は30M以上もあるような高層マンションの建設が可能になってしまいました。鎌倉市にはそぐわないこういった法律は鎌倉市独自の条例で規制していかないと、次々に見た目にも無残な開発が進んでいくでしょう。
 
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