いざ、鎌倉フロンティアへ!月間「温故知新」鎌倉
バックナンバー
[先月] [目次] [来月] [最新号] [トップ]
  月間「温故知新」鎌倉No.61 − 2006年8月1日(火)  
 
いざ、鎌倉フロンティアへ!    61 2006.8月号
こどもを産める場所がない!?

少子化問題が深刻化する中、さらに拍車をかけるような状況が、この鎌倉市にはあります。それは、鎌倉市内に、2つの出産できる病院がありましたが、今年になってとうとう、1つだけになってしまったことです。
 その1つについても、お産が有名で、妊婦さんが全国から訪れるような状況だそうです。市外の他の病院でも予約をしても、5〜6時間待たされるのは当たり前であると聞きます。
 このように産科が減ってしまう理由は、医師の過酷な労働条件や医療事故による賠償金請求などのトラブル、妊婦さんがわがままになっている、などと聞きます。

 ただ、この問題は鎌倉市だけの問題ではありませんで、今年の3月、神奈川県医療課が、424施設から得たアンケートの回答によると、病院の産科、産婦人科は昨年度の78ヵ所から73ヵ所に減り、診療所も74施設から62施設に減少しました。ベッド数は192床減って、2725床。分娩を行う医師の数は、常勤399人(昨年度比25人減)、非常勤404人(11人減)といずれも減少。

また、今後の出産と診察の予定について、「分娩も診察もやめる」「分娩をやめる」「分娩の件数を減らす」と答えた施設は計26施設もあるそうです。

神奈川県医療課は、今後地域ことの状況を分析し、対策を検討するとしておりますが、鎌倉市としても、しっかりとした対応をしていく必要があると考えます。

いざという時のために

毎週日曜日に実施している、七里ガ浜の海岸清掃の後、消防署の方に来ていただき、「人が海で溺れた」場面を想定しつつ、救急救命講習を行いました。

 海水浴の季節には、毎年必ず水難事故が起こります。だれでも、そうした場面に遭遇する可能性はありますが、心肺蘇生法を覚えていても、実際に実行するのは戸惑います。何度も何度も練習をして、いざという場面に備えておきたいものです。

 8月15日号の「広報かまくら」に詳しく載っていますが、鎌倉消防署は、9月8日(腰越)、10日(ハイランド)、11日(深沢)に、普通救命講習を行います。

建長寺合宿

8月7日〜9日に、建長寺にて「本気de建長寺2006」(主催:鎌倉てらこや実行委員会)を開催しました。

 合宿には、小学生〜中学生が60名、鎌倉学園の生徒、早稲田大学などの学生や鎌倉
青年会議所、そして地域の大人など70名以上、合計130名以上の方が参加をしました。

 建長寺の敷地を使った宝探しをはじめとして、お面作りや楽器作り、夜の放灯会、朝晩の座禅、掃除、「鎌倉音頭」を踊る盆踊り大会、流しそうめんなどを、子供から大人までが本気で取り組みました。

 この「鎌倉てらこや」の取り組みによって、子供に縦のつながりができ、大学生や高校生の尊敬できるお兄さんお姉さんに会うことができたり、規律規範をおぼえ、TVやゲームのない生活をして、自然の中で思いっきり遊べたりするなど、子供達にとって、様々な良い経験ができていると思います。

花火大会清掃ボランティア

8月10日に開催された「鎌倉花火大会」で、ゴミ収集のボランティアをさせて頂きました。今回は27万人の人出ということで、昨年よりも1万人多かったそうです。

 ところで今回、とても気になったのは、50代〜60代の男性の方が、『このゴミ、捨てとけっ!』という横柄な態度でゴミを置いていくことです。それに比べて、10代〜20代の若者は、『ごみ捨てて良いですか?よろしくお願いします』『ご苦労様です』『ありがとうございます』といった声を、頻繁に掛けてくれます。

 とても意識が高く、ボランティアに積極的に参加をされるのが、この50代〜60代の方々だと思う反面、一番モラルのない行動をする方も多いように感じます。
 私も、大人としてふさわしくない行動をすることがあるかもしれませんが、ぜひとも今一度、自分の行動を省みていただきたいと思います。

 
[先月] [目次] [来月] [最新号] [トップ]
matsuo@myad.jp