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月間「温故知新」鎌倉No.74 − 2007年8月1日(水)号 |
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○産科医がさらに減少
神奈川県が平成19年5月に実施した、『産科医療及び分娩に関する調査結果』(回収率94.9%)によると、依然として施設数、医師数、件数ともに減少傾向です。(鎌倉市内の分娩取扱い施設数は1つだけで、変わりありません) 県ではプロジェクトチームを立ち上げて対策にあたっていますが、中・長期的展望からの対策は当然のことながら、短期的対策も急務です。医師の確保、助産師の育成・活用の強化、病院と診療所の連携など、出来ることから対応をしていく必要があります。
○高齢者虐待の現状
平成18年度、神奈川県内における高齢者虐待の状況は、 ☆要介護施設従事者等による高齢者虐待は6件 ☆家族等の養護者による在宅高齢者に対する虐待は476件あり、そのうち身体的虐待が317件(66.6%)と最も多く、心理的虐待が186件(39.1%)、ネグレクト(養護者義務の放棄・怠慢)166件(34.9%)などとなっています。 虐待者は息子が187人(39.2%)、娘83人(17.4%)、夫79人(16.6%)の順で多くなっています。
これらの虐待事案に対して、各市町村では高齢者を虐待者から離して施設等で保護をしたり、介護サービスの利用などにより、高齢者及び養護者の支援を行っていますが、初期段階での察知や、相談体制の強化など、虐待にいたる前に未然に防ぐ為の方策をさらに強化していく必要があると考えます。
○神奈川力構想・実施計画
このたび、神奈川力構想・実施計画(計画期間平成19年度〜平成22年度)が固まりました。 その中で、『鎌倉地域』で取り組む主要施策には、 @大船立体(小袋谷跨線橋)の整備 Aフラワーセンター大船植物園の再編整備 B鎌倉海岸砂浜の回復と保全 C腰越漁港の整備 D世界遺産登録の推進と活用 E山崎の治山事業 F和賀江橋の補強 などがあります。
その中でも@大船立体(小袋谷跨線橋)の整備は、何度も本紙面でも取り上げたように、大変緊急性が高く、かつ要望も多い事業です。平成22年度中に、新跨線橋への切り替えを目標としていますが、事業予定地の土地買収や、難易度の高い工事など、まだまだ予断を許さない状況が続くと予想されますので、決して予定が遅れることがないよう、また少しでも早く工事が完成するよう改めて要望をしていきます。 |
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