いざ、鎌倉フロンティアへ!月間「温故知新」鎌倉
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  月間「温故知新」鎌倉No.56 − 2006年3月1日(水)  
 
いざ、鎌倉フロンティアへ!    56 2006.3月号
予算審査と開発問題

18年度予算一般会計の採決が行われ、賛成14、反対13で可決されました。

今、鎌倉市ではご存知の通り、岡本マンションの『開発許可取り消し』が大きな問題になり、そのことに対する対応が大きな争点になりました。

今回、予算審査の過程において、岡本マンション問題がクローズアップされることになりましたが、このことは、決してマンションだけの問題ではないと、強く感じております。

それは、私が議員になる以前から、鎌倉市民には、鎌倉市の開発行政に対する『不信感』というものが、とても根強くあると感じていたからです。

そしてそれは、決して住民エゴということだけではなく、近所の方や、駅頭でお会いする方や、普段からお世話になっている方など、本当に多くの方から、お叱りのお言葉、メールや電話をいただきます。そしてその多くの声の中から私なりの1つの結論がでていることは、『鎌倉市の開発行政は、市民寄りではなく、業者寄りだ』ということです。

そんな中起こった、今回の岡本マンション開発許可の取り消し。その許可の内容は、以前この紙面でもお知らせしましたが、とても強引でお粗末なものでした。しかし議員の立場で、そのことに気が付けなかった自分にも、当然責任があります。そうした大きな反省を踏まえて、私は今回の再許可への手続きを注視しておりました。

市は業者寄りか?

しかしながら、建設常任委員会や予算特別委員会・本会議の場で、行政側は何度も答弁ができなくなったり、様々な書類の不備や誤りが何ヶ所も明らかになったりしました。

大きな問題点としてあげられることは、行政は『正式な条例の手続きではなく、任意で手続きを進め、任意で変更協定をする』と言いますが、法例を遵守しなければならない行政が、そんな都合の良いことができるわけがない、と私は考えます。

また、市有地を、開発区域に入れるようですが、それには『市民に対して公益性、利便性が上がること』が条件になっており、市有地を開発区域へ入れたとしても、市民に対して公益性、利便性が上がるとは考えられず、この同意は、開発をしたい業者のためだけのものであると言わざるを得ません。

こうした行政の考え方を変えていかなければ、また許可取り消しという悲劇が繰り返されるだけです。

予算については、その他、ごみ収集や保育園の民間委託がなかなか進まないこと、職員の特殊勤務手当等の廃止も交渉ばかりが長引いていて廃止にならないこと、そしてその反面、ここ数年にみられる様々な手数料の値上げや都市計画税の増税など、安易に市民に対して負担を強いており、また赤字債が増加の一途をたどり、借金に頼る財政運営が続いていることなどは、大きな問題点として挙げられます。

このような問題を含む平成18年度予算であり、岡本マンションに対する要求も受け入れられないことから、私は予算に反対をしました。

地方議員パネルディスカッション

「本当の政治家の活動とは?」 〜若手地方議員パネルディスカッション!〜

《参加市議会議員》
・相模原市議:長友よしひろ(民主党35歳)
・横須賀市議:吉田雄人 (無所属30歳)
・大和市議:菅原なおとし(無所属27歳) ・鎌倉市議:松尾たかし (無所属32歳)

日時:4月15日(土)14:00〜 (開場13:30〜) 場所:湘南しんきんホールくりはま(湘南信金久里浜支店3階) 定員:132名(申込順:必ずお申し込みをしてください) ●お申し込み FAXやメールなどでお名前とご連絡先を明記の上、お申し込み下さい) ●申し込み先
メール:info@yuto.net FAX:046-836-6449 吉田雄人まで

 
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