松尾たかしの政治日記
バックナンバー
2006年5月2日(火) 勉強会
今日は、ITマネジメントコンサルタントの方をお招きして、神奈川県下の議員さんとともに、勉強会を開催しました。
お役所相手の仕事をされてきた経験から、自治体における情報システムの現状と対策などを学びました。
鎌倉市としても、平成18年度のコンピュータ関係予算として約8億5000万円(平成17年が約7億8000万円)かかっていますので、さらに研究してみようと思います。
2006年5月4日(木) GWごみ拾い
今日は、キープ鎌倉推進会議(KKC)が主催する、毎年恒例のGWごみ拾い。
相変わらずの人出の多さに驚く。小町通りでは身動きがとれないことも。
ごみは、たばこの吸い殻が圧倒的に多いですが、観光課が発行しているパンフレットも合計6冊落ちていたのが気になりました。
最後は、鎌倉駅西口に拾ったごみを集めるのですが、拠点回収のごみ箱が溢れかえっている!聞くところによると、回収が遅れている(?)
道路事情が悪いのかもしれませんが、どちらにしても、理由をしっかりと把握して、改善をしなければなりません。
↑溢れるごみ
2006年5月6日(土) 大船駅クリーン大作戦
毎月恒例の大船駅クリーン大作戦を開催しました。
今日は、7名の方に参加をして頂きました。
ゴールデンウィークということもあるのでしょうか、また風が強いせいか、かなりゴミが散乱しておりました。下記の写真にもあるとおり、ごみ袋が4ついっぱいになりました。
ゴールデンウィーク終盤にも関わらずご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
2006年5月7日(日) 引越し
ゴールデンウィーク中に、引越しをしました。
モノレール西鎌倉駅前の、お蕎麦「よしむら」さんと「さくら住宅」さんの店舗が入っているアパートの2階です。
お近くに来た際にはお寄りください。
(新住所)
〒248-0034 神奈川県鎌倉市津西1−11−1−2階
電話番号:0467−32−1547
※インターネット接続の環境が整っておらず、メール等の返信が遅れてしまいますことをお許し下さい。
2006年5月8日(月) ブログの立ち上げ
神奈川県下の議員さん5名で、
地方議員の主張(仮)というブログを立ち上げました。
参加メンバーは以下の5人です。
・長友克洋相模原市議会議員
・工藤裕一郎横浜市会議員
・吉田雄人横須賀市議会議員
・菅原直敏大和市議会議員
・松尾崇鎌倉市議会議員
それぞれの立場、所属、主張などに違いがありますが、そういった中から、地方議員のあり方というものが、見えてくるかもしれません。
ぜひとも、ご覧下さい。
2006年5月8日(月) 市民の方からの反応
5月2日の日記をお読みいただいた市民の方から、以下のようなメールを頂きました。
*****
先日、NTTデータ社の浜口社長の話を聞きました。
独自開発すべきもの、汎用ソフトを使うもの、人海戦術でやるものを峻別しないと維持コストが膨大になるとのことでした。
端的に言えば、独自開発はなるべく避けるべきで、時には人海戦術というのも有力な選択肢だとのこと。
ハードは進化し続けていますが、ソフト技術はまったく進歩していないため、プログラムの規模が大きくなっているだけなのだそうです。
したがって、ちょっとした変更でも莫大な検証・改定が必要になる!
鎌倉市が毎年8億円もかけていると聞き愕然としましたが、このへんにヒントがあるかもしれません。
また独自開発の世界でも、地銀は共同開発でシステム・コストを低減しようとしているのだそうです。
鎌倉市でも同じような取り組みができないものでしょうか?
銀行は曲がりなりにも競争的な環境になってきてこのような動きが出てきたのでしょうが、そうでない地方自治体はIT企業に「いいお客さん」としてカモにされているのでしょうね。鎌倉市のような小規模な行政に、「騙されないIT能力」を望むことがそもそもたいへん難しいのでしょうが。
******
神奈川県下の自治体(横浜・川崎・横須賀は除く)で、電子入札の共同システムを開発しました。しかし、某市のIT担当者いわく、「あんなに危ないシステムはない」そうですが、何が危険なのか、本当に共同で効率がよいのか等、中身を精査してみようと思います。
2006年5月8日(月) 駅頭の予定
月刊温故知新の5月号を配布しております。
明日からの予定が少し変更になっておりますので、ご注意ください。
駅で見かけましたら、ぜひチラシを受け取って下さいね。
どうぞよろしくお願いします。
5月10日(水)JR鎌倉駅西口
5月11日(木)JR大船駅西口
5月12日(金)JR大船駅モノレール連絡通路
時間は6時30分〜8時30分です。
2006年5月9日(火) 建設常任委員会協議会
今日は、建設常任委員会協議会が開催されました。
岡本二丁目マンションについて、4月27日に都市計画法の許可処分を行ったこと、前日の4月26日に改めて変更協定書を締結したこと等、先月27日に各派代表者会議で報告されたものと同趣旨のことが報告されました。
各委員さんの質問の中で、公図表記の誤りが4月14日に分かっていたにも関わらず、議会そして建設常任委員会にもまったく報告がなかったことや、都市計画審議会の星野会長より、1年前に質問状がだされていて、その回答を今、出そうとしていること、また、マンション予定地の地権者は、行政から打診があれば市・市民・事業者の3者協議を受けると言っているらしいが、鎌倉市は連絡をしていないこと、などが分かりました。
すでに、許可を出してしまってはいますが、以前にも示した通り、この件は、色々な大きな問題を含んでいいると考えます。これからもしっかりと注視をして参ります。
2006年5月10日(水) 落書き消し
鎌倉市材木座にあります、和賀江島海岸の擁壁と石碑の落書きを消去しました。
この和賀江島は、1232(貞永元)年、時の執権、北条泰時の鶴の一声で建設された日本最古の築港です。
先日、法隆寺に落書きがみつかったというニュースを見ましたが、石碑に書かれているのも、本当に腹が立ちます。
この石碑がどのような思いで作られ、それに協力した方々が大勢いて、それを見て、歴史を思い出す人たちがいるということなど、想像がつかないのでしょうか。『自分さえ良ければ。楽しければ良い』という自分中心でしか物事を考えられない人が、こうした落書きをするのかもしれません。
いずれにしても、根本は教育にあります。
↑この石碑の裏側に落書きが書かれてしまいました。
↑消していますが、かなり手ごわい様子。
2006年5月11日(木) 行財政スクエア開催のご案内
「私達の納めた税金って、いったい何にどれくらい使われているの?」
「そもそも、鎌倉市ってお金持ち?」
「三位一体改革によって、市民に影響はあるの?」
などなど、普段、生活をしている中で疑問に思っている方も多いのではないでしょうか!?
今回は、鎌倉市の財政をテーマにとりあげます。
日時 : 5月21日(日)10:00〜11:30
場所 :
玉縄学習センター分室 2階 第3集会室
テーマ: 鎌倉市の財政について
◆『スクエア』とは、『鎌倉市の未来を考えよう!』を合言葉に、毎回ゲストをお呼びして、そのテーマの話をみんなで聞き、それに対して質問したり、意見を言ったり、時には議論をする会です。
◆『発言するのは苦手』という方は、聞いているだけでもOK。参加者の多様な意見を聞くだけでも、新しい発見があるはずです。
【玉縄学習センター分室のご案内】
住所:鎌倉市台1-2-25 電話:44-2219
●JR大船駅西口から徒歩3分 ●駐車場なし
2006年5月12日(金) 自治体経営
神奈川大学の公開講座であります『自治体経営論』(全5回)の第1回目の授業に出席をしてきました。
出席者は5名で、3名が近隣自治体の職員の方でしたので、『職員の立場』からの行革の取り組みの話を聞く機会にもなり、とても新鮮でした。職員の方は、なぜか自分の市役所のことを『わが社』、市長のことを『社長』と呼びます。これは、どの自治体も共通のようですが、面白い慣習ですよね。
それはさておき、情報公開やNPM理論、行政評価、マニフェスト等々、今では取り組みが当たり前になったことを、改めて勉強すると、「なんとなくわかっていたこと」をきっちりと頭の中で整理することができて、とても有意義だなと感じました。
しかし、これらは全て手法・手段であって、それらの先進的な取り組みを導入することが目的ではない、ということを、改めて考えさせられる機会にもなりました。
2006年5月13日(土) 土曜日開庁
今日から、鎌倉市役所本庁舎にて、土曜日窓口の開設がスタートしました。現時点では、市民課と保健年金課の2課の窓口が開設しています。
夕方、行ってみると、その時に利用している方はいらっしゃいませんでしたが、守衛さんの話によると、「結構来てますよ」とのこと。どのくらい利用者がいたのか、気になるところです。
また、利用者のために、右側の議会用の駐車場も数台開放されていたのが、とても良い対応だと感じました。
せっかくなので、私は来週の土曜日に手続きをしに行こうと思います。
2006年5月15日(月) クレジットカード納税
藤沢市で軽自動車税について、クレジットカード納税を試行実施していましたが、その結果が好評のようで、総務省が認める方針を固めたそうです。
以前、議会で質問した時には、まだ検討中ということでしたが、その時に懸念事項になっていたのは、「手数料」です。コンビニ納税でも50円の手数料が取られるということで、鎌倉市の場合は見送ってきた経過があると聞きましたが、クレジット納税となると、納税額の一定料率となる可能性が高く、高額納税の場合、何万円にもなります。それを市が全額負担するのは、負担が大きい。
カード会社との交渉で、手数料の上限額を決める等、そのあたりをクリアできれば、より現実のものとなるのでしょう。税金をクレジットカードでボーナス払いにしたり、分割払いにしたり、またはポイントを稼ごう、という人は多いのではないでしょうか。
2006年5月17日(水) ごみ
今日の新聞各紙に、逗子市が、鎌倉市とのごみ処理広域化が白紙になる可能性もある考えでいることが報道されました。
いったい、先日交わした逗子市との覚書はなんだったのか、という印象です。
予算委員会の時に、相手のあることなので、とにかく慎重に進めていくべき、ということを指摘しました。しかし、こうなってしまった以上、鎌倉市としても逗子市との徹底的な協議が必要なのではないでしょうか。
2006年5月18日(木) 反対運動
夕方、大船駅西口にて、岡本二丁目マンション反対運動のチラシ配りに参加をさせて頂きました。
通行する方から、
「いったいどうなっているの?市長はなぜ許可をだしたの?」
「市長は、何回この場所へ来たのか。市役所が大船にあれば、こんなことにならなかったのでは?」
「仕事から帰ってきて鎌倉に帰ってくると、都内と違った空気があるんだよ、わかる?そういうの、大事じゃない?」
「マンション?だめだよ、鎌倉は。どんどん開発しちゃうじゃん。」
思いもよらず、本当に多くの方からご意見を頂きました。
また、最近よく、マンション反対運動が政治運動化されている、というようなことを聞きますが、仮にそうだとしても、正しいことは正しいし、間違っているものは間違っている。その信念を貫くだけです。
2006年5月19日(金) 鎌倉市職員採用のご案内
今年も、職員採用試験の時期になりました。
以前、議会でも取り上げました、民間企業等職務経験者の今年の採用は8名程度です。
昭和41年4月2日生まれ、民間企業等における職務経験が5年以上あり、学歴は高卒以上(この要件は要約ですので、詳しくは鎌倉市へお問い合わせ下さい)。
受験の受付期間は、6月1日〜6月9日です。
2006年5月20日(土) ご報告
私事で恐縮ですが、5月20日に結婚いたしました。
今後も更に頑張って参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2006年5月20日(土) つばめ
北鎌倉駅入口のところに、今年もツバメの巣が出来始めていました。
2羽の夫婦ツバメが頑張って作っている様子は、見ていてとても微笑ましいですよね。
政治日記になじまない話題ですが、ちょっとコーヒーブレイクということでお許しください。
↑下の方に見えるのが、ツバメの巣です。
2006年5月21日(日) 行財政スクエア
今日は、行財政スクエアを開催しました。
テーマは、「鎌倉市の財政について」。
職員の方に、平成16年度の決算データをもとに、鎌倉市の財政について丁寧にご説明いただきましたが、出席者の方からすかさず、「データが古いのでは?」という突っ込みがありました。
しかし、今の鎌倉市の決算方法では、17年度の決算が、18年9月議会に議案となります。こうした部分も、民間の企業にいる方からしてみれば、非常識とみえます。
こうしたやりとりが終始活発に行われ、1時間30分の勉強会はあっという間に終わってしまいました。
終了後、出席者の方から頂いたメールには、
「本日、行財政スクエアに参加させていただいたYです。貴重な内容に深く感謝しております。鎌倉市の財政の基本的なところを短時間で学ばせていただきました。また、M課長の優秀さとやる気に触れることができたのも、貴重な収穫でした!さすがに財政課長ともなると、すばらしい方がいらっしゃるんですね。今後ともよろしくお願いいたします。取り急ぎ御礼まで。」
など、「とても勉強になりました」というご意見を多数頂きました。
天気の良い日曜日、行楽日和にも関わらず、ご出席頂きました方々、本当にありがとうございました。
2006年5月24日(水) 裁判
平成16年に、市外在住の3名が市を提訴した損害賠償請求の判決で横浜地方裁判所は、原告側の請求を全面的に認め、1,956万円の支払いを命ずる判決が出ました。
これを、鎌倉市は不服として、東京高等裁判所に控訴する予定です。
その際、地方自治法第96条により、議会は議決しなければならないことになっています。
これを受けて、市議会は、29日に臨時議会を開催することになりました。
議会として、議員としての責任はどのように果たしていけばよいか。現在、詳しい内容を調査・研究中です。29日まで、忙しくなります。
2006年5月27日(土) JR鎌倉駅バリアフリー
JR鎌倉駅のバリアフリー工事の概要が示されました。
工事期間は、8月の花火大会後〜来年の3月頃までで、
エレベーターを3基設置、
エスカレーター2基設置(既存エスカレーター撤去後、同位置に上下方向設置)
などということです。
事業費は2億5500万円で、鎌倉市の負担分は6000万円。(JR8500万円、国8500万円、県2500万円)。
エレベーター3基といっても、2基は、東西改札を入ってすぐの数段の階段用です。バリアフリーの動線を確保するのに、計画作りでかなり苦労したと聞いています。
2006年5月28日(日) てらこや
27日、28日の2日間、鎌倉てらこやの事業で「光明寺合宿」が行われました。
「お魚」をテーマに、海の生き物の勉強、地引網、魚拓取り、そして魚拓のまわりに絵を描く、ということを2日間にわたってやりました。
そのほか、お寺ということで、朝5時30分の後、座禅・読経、お掃除、そして朝食が精進料理でした。
1つ1つが、こども達にとって、とても良い経験になっているようですが、何よりも大学生のお兄ちゃん、お姉ちゃんとずっと一緒にいられて、学んだり、遊んだりすることが何よりも楽しいようです。
↑朝のお掃除
↑魚拓のまわりに絵を書いています
↑おにぎり作り
2006年5月29日(月) 裁判2
今日、臨時議会が開催され、控訴することについてが議案となりました。
議員として、議案について、どのように答えを出すべきなのか、悩みました。
付託された総務常任委員会のやり取りを聞いていて、
○行政側の資料を積極的に提出しようとしない姿勢
○平成3年度の固定資産評価が間違っていなかったと主張しておきながら、平成3年度からの過払い分として還付している点。また、またその整合性をとるためなのか、「過払い分還付」を「過払いし過ぎた」ので返還請求をしようとしている点。
○平成6年度に、固定資産事務取り扱い要領を、(それまで消極的だった?のを)、積極的に活用しようとしたという説明ですが、そのことは市民に対して説明があるわけでもなで、要領などにも何の変更もない、いわゆる内部だけのことであった点
など、今回の件で、行政の過失は明らかだと感じました。
そういう意味では、あくまでも個人的な感想としては、行政の控訴は支持できないという印象を持ちました。
しかしながら、裁判の中身の詳細ということになると、国税と市税との因果関係などにも関係すること等もあり、全国的な影響を及ぼすと言われてしまうと、そうかもしれないと、一概に反対もできないものではないかという部分がひっかかり、議員として恥ずかしい行為ですが、退席を致しました。
本議案につきまして、鎌倉市議会は、賛成多数で議決をしました。
2006年5月30日(火) 会派のこと
本日、所属していた会派の解散届け提出しました。
政策的な面でぶれることはありませんが、予算での賛否(岡本マンション問題など)や政治的な部分で最終的な意見の一致を見出すことができず、会派としてのあり方を考えた時に、現状で続けていくことが難しいと判断しました。
私の活動、スタンスに何ら違いはありませんが、より一層、活動を活発にして、頑張って参ります。
今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2006年5月31日(水) 立法
今日は、市民立法と議員立法について、講義を聞きに行きました。
講師は田口一博先生(東京大学COE政策システム)。横須賀市の職員でもあるそうです。
耳寄りな情報だったのは、地方自治法第100条の2に、次の一文が加わる可能性があるということ。
『普通地方公共団体の議会は、議案の審査又は当該地方公共団体の事務に関する調査のために必要な専門的事項に係る調査を学識経験を有する者等にさせることができる。』
今まで、議会に附属機関を置くことができるという規定がないため、議員以外の者により議会を補助したり、専門委員を置くことはできないと主張されてきたそうです。その根拠は、執行機関への補助機関等の設置を規定する地方自治法138条の3・138条の4に相当する規定が、議会にはないから、というのがその根拠だったそうですから、この改正案が実現すれば、議会の補助機関設置において、大きな前進になることが期待されます。
現在、鎌倉市議会でも議会検討会が行われており、議会事務局に法務担当の設置を要望しております。それだけで、全てがOKかというわけではありませんが、これも議会の機能を高める一歩になると考えています。