松尾たかしの政治日記

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2006年6月2日(金) 立法2

(一昨日の日記からの続きになります。)
条例制定の際、罰則などを盛り込もうと考えると、横浜地検との相談等が必要になります。また、罰則に関係することが考えられる方々(広くは市民ですが、自治会や警察、行政、学校など)との協議、調整が必要になります。

仮に、議員立法で罰則付きの条例を作ろうとすると、そのあたりの交渉や手続き、関係諸団体との協議・調整まで、すべて議員がやるのだろうか?と考えた時、それは現状では明らかに難しいと感じます。では、議員にその専門スタッフを設けるべきなのか??

このあたりのことが、私の中でもはっきりしなかったので、講師の田口先生にお尋ねしたところ、先生の考えでは、「そうした手続きは行政が行うべきだろう」でした。その理由は、簡単に言えば、実際にこの条例を動かすのは行政だから、ということでした。難しいところです。

2006年6月4日(日) 日曜日

朝10時から、若宮大路グリーンクリーン運動に参加をしました。
鎌倉市長のご挨拶で「街中でごみを見つけたら拾うことを職務命令にしました」と言っていましたが、とても良い取り組みだと思いました。
次に、七里ガ浜のビーチクリーンに遅れながら参加。「ポンプ(*)が多いぞ。毎回ある」というご意見をいただく。(*ポンプとは、シャブをやるための注射器のこと)、その後、大船へ行き、岡本マンション反対のデモ行進に途中から参加。200名近い方が参加をしていました。

午後は、大和市議会議員の菅原君の結婚式へ出席のため、横浜へ。
彼の人柄が全面に出た、とても素晴らしい結婚式でした。末永くお幸せに!

2006年6月7日(水) 議会初日

6月議会定例会がスタートしました。

今日は一般質問が行われ、6人が質問を行いました。
ごみの質問では、平成22年稼動予定の生ゴミ資源化施設の設置場所は、名越クリーンセンターの場所を考えていると、部長が答弁。

逗子市と鎌倉市との広域化の覚書締結において、逗子市の助役さんが白紙もありうるという発言があったことに関しては、発言の翌々日に、鎌倉市の助役と部長が再確認に行ったとのことでした。

両市の、未来へ責任ある態度が求められます。今後も市民や議会に対して、しっかりと情報提供をお願いしたいものです。

2006年6月8日(木) 議会2日目

引き続き、一般質問が行われています。
今回、障害者福祉についての質問が多くあります。障害者自立支援法により、負担が増加した方々に対しての減免措置を鎌倉市単独でできないものか、ということが質問されていました。
市としては、低所得者対策を検討中ということで、早くに結論を出すとのこと。

今回の定例会には、市民の方より、障害者福祉サービスの充実などを求める陳情も出されており、これからの取り組みが重要になってきます。
陳情の審査は、来週火曜日の観光厚生常任委員会の中で行われます。

2006年6月9日(金) 議会3日目

引き続き、一般質問が行われています。

食育について、昨日に引き続き質問がありました。
朝食を食べない子どもが増加していることや偏食になっていることが、新聞やテレビなどで報じられることがあります。それで、良いはずがありません。

と、言う私自身、朝食を食べなかったり、ファーストフードを食べたり、晩ご飯が夜中になってしまったりするので、まずは、自分のそれををしっかりと正そうと思いました。

一般質問終了後の議案上程の最後で、「教育基本法改正の慎重審議を求める意見書」が、議員提案で出されましたが、その質疑が紛糾。「休憩の動議」が出され、現在(夜9時)再開の見通しがたっていません。

2006年6月13日(火) 寿福寺

6月10日に寿福寺で行われた同人会の総会に、お茶をお出しするお手伝いに行った時に、あまりにも苔が美しかったので、1枚パチリと携帯で写真を撮りました。

2006年6月14日(水) 耐震偽装問題のその後

今日は私が所属している、建設常任委員会が開催されました。
今日の内容は、盛りだくさんでしかも重要な案件が多かったので、出来る限りご報告させて頂きます。

まず、耐震偽装問題対策プロジェクトのその後の状況について。
2月15日にマンションの管理組合を対象にアンケートを実施(142棟中、65軒が回答)し、「建物の安全性に不安を感じている」が46%であるものの、「建物の安全性等について専門機関等に相談をしていない」が67%、「建物の構造等の検証や再計算を実施していない」が72%、耐震診断を実施していないが72%という結果になり、関心は高いものの、その対応はなかなか進まず、その理由としては、合意形成や費用負担ということが多く挙げられていました。
この結果をみますと、耐震診断のあり方を再度見直していく必要があると感じます。
なお、本日参議院本会議で、改正建築基準法が可決されました。
その中には、第3者機関が構造計算の適正さを判断するなどの建築確認や検査方法を強化することも盛り込まれております。偽装をさせない体制づくり、そして少なくとも偽装を見逃さない審査体制を確立しなければなりませんので、その第一歩が踏み出されました。

2006年6月14日(水) 大船西口の駐輪場について

JR大船駅西口に仮設の駐輪場(112台分)が設置されます。
場所は、大船駅西口を出てから柏尾川を越えたところにあるバス停の右側で、床屋さんの手前です。
現在、大船駅西口側の駐輪場の待機者が850名を超えてしまっており、平成21年には、約1000台の駐輪場を、今のすかいらーくの場所に設置する予定だそうです。

2006年6月14日(水) シンドラーエレベーター

社会問題となっている、シンドラーエレベータ株式会社製エレベーターについては、価格が安い点などから、全国的に公共施設へ多数導入されている実績があるようですが、幸いなことに、鎌倉市が管轄する公共施設へは導入はありませんでした。

しかし、民間では5施設で導入されており、そのうち、4基が国から点検等の報告を求められている対象になっており、その対応をしているという報告がありました。
シンドラーエレベーター事件については、安ければ良いという、入札のあり方も問われていますので、今後の対応がさらに重要だと感じます。

2006年6月15日(木) スポーツセンターの設置

深沢の多目的スポーツ広場の左側、住宅展示場の隣に、『(仮称)かまくらスポーツセンター』を、特定医療法人徳州会が建設するとの報告がありました。
建築面積約1500uの一部2階建て。1階に体操場、アスレチックルーム、選手控え室など。2階が体操教室、ミーティングルームなど。2008年の末までの暫定利用です。

運営内容として、2008年北京オリンピックに向けた、徳州会体操クラブの強化拠点(アテネオリンピックで金メダルを取った米田功、水鳥寿思が所属しているそうです)が主なようですが、そのほかにも、市民向け体操教室の実施や体操練習場の市民開放、市民向けスポーツ、健康に関する講演、小学校訪問によるスポーツ講演や体操指導などを行っていただける予定のようですので、市民にとって良いものになると期待されます。

将来、特定医療法人徳州会が「福祉大学」をつくりたいという希望があるらしいとも聞きますので、それにつながっていくのかな?と勝手に想像していました。

2006年6月15日(木) 岡本二丁目マンション問題

岡本二丁目マンションについて、神奈川県の開発審査会に、再度、開発行為許可処分取り消しを求める審査請求が出されました。
すでに、岡田議員のホームページにその内容が掲載されておりました。
今後、鎌倉市は弁明書を提出し、数回の書面のやり取りの後、口頭審理が行われる予定です。

2006年6月15日(木) タチカタ

『立ち方』をどのようにするか。
議会内で、市役所内で、行政の方との話の中で、立ち止まったり、これで良いと思ったり。

議員と行政職員は、節度をもって付き合うのが基本か。
とことんまでお付き合いするのが良いか。
腹の底まで理解しあう必要があるか。
年上の方に失礼になるか。
期数にこだわりがあるか。

いろいろなところで壁にぶつかりますが、それを1つ1つ乗り越える努力をしてきたか?それを自分自分に問いかける。
大事なのは、立つ位置ではなくて、『立ち方』だろうと思いました。

今日も頑張ります。

2006年6月16日(金) 影響力と口利き

政府は「骨太の方針」で、国家公務員の天下り対策として、公益法人理事のいち、所管省庁出身者を3分の1以下に制限するとともに、すべての官僚OBを対象に、出身省庁への口利きを禁止する方針を明記するとの報道がありました。

口利き行為の禁止へは、国家公務員法の改正が必要で、秋に想定される臨時国会への改正案提出を目指すようです。

「影響力」ということを考えた時、市議会も同様か、それ以上だと考えています。
こうした点も含め、地方分権と言うからには、国に遅れることなく、地方もしっかりとそうして不正防止の整備をしていく必要があります。

2006年6月19日(月) 3役人事

現在、市議会では、役員選考委員会を設置し、議長・副議長・監査の3役選びを行っております。無所属ですと、選考委員にはなれませんので、どのような話し合いが行われているのか分かりません。

22日の木曜日が6月定例会最終日ですので、それまでに何らかの方向性が決まります。

2006年6月20日(火) 特殊勤務手当

今定例会には、特殊勤務手当の一部改正の条例が議案になっています。

かなり以前から、多くの議員さんが問題があるとして指摘を続けてきた事項だけに、『ようやく』といった印象は否めません。現在、鎌倉市では特殊勤務手当が総額で約8,000万円支給されています。横浜市などのように、ずばっといけないものか!?と思います。もちろん、難しいと言われている組合交渉なしでは実現できないということは理解をしますが、やはりどうしても府に落ちません。

何はともあれ、今回の改正で、年間約2,445万円の削減効果があるようです。(内訳は変則勤務従事手当が1,500万円、年末年始勤務手当が750万円など)
主旨からいくと、一番見直しをすべきは年間総額約3,000万円支給されている清掃作業手当だと思いますが、それは今回存続されました。

そうした課題を残してしまった議案です。今後の取り組みを更に注視して参ります。

2006年6月21日(水) 深夜まで

今回の議長以下、3役人事選考も、どうやら時間が掛かっているようで、深夜0時になっても、帰らずに市役所に残っていました。

明日は、6月定例会最終日です。
今日は遅くなってしまいましたので、明日に控えてこのぐらいで失礼致します。

2006年6月22日(木) 議会最終日

今日、6月定例会が終わりました。

最終日でしたが、観光厚生常任委員会で、観光パンフレットのことについて、質疑が行われ、野村総研跡地に22万部残っている鎌倉市発行の観光パンフレットがありながら、民間業者との契約で、その業者の広告の入ったQRコード入りのパンフレットが34万部あることなどが問題になりました。

どのような経緯でパンフレットをこれほどまで作成するに至ったのか、よく分かりませんが、原局は、この広告入りのパンフレットを、すべて回収すると答弁していました。
また、さらに詳細を調査するため、観光厚生常任委員会は閉会になり、改めて後日に開かれる予定になりました。

2006年6月25日(日) てらこやで宮島

土曜日、日曜日、広島の宮島へ行きました。
広島でも、『てらこや』づくりに向けた運動が起こりつつあるということで、鎌倉てらこやのメンバーの多くも、交流のために参加をしました。

私は広島へ行くのが初めてということがありましたので、宮島へ入る前に、広島市内に寄って、原爆ドームへ行きました。平和記念資料館では、当時の惨劇を伝えるものがたくさん展示をされており、小学生の時、映画「はだしのゲン」を見て、とても衝撃的だったことを思い出しました。

その後、宮島へ。世界遺産の厳島神社を海から見て、その美しさに感動。
到着後、未来づくりフォーラムへ参加。そこで廿日市市長のご挨拶に『鎌倉から大勢の方にお越し頂き、ありがとうございます。最初にいらっしゃるとお聞きした時、源平合戦かと思いましたが、これも何かのご縁でしょうか』と。

地元広島の大学生とこども達の宿泊場所である宮島弥山『大聖院』に、私達も一緒に宿泊をさせて頂きました。
大聖院は、秀吉が朝鮮出兵の際、祈願に訪れていたり、明治天皇が宿泊をされたことがあったり、伊藤博文直筆の看板があったりと、とても面白いところです。

てらこやの活動としては、早朝のお掃除、火渡り神事の体験、座禅、しゃもじに絵を描くなどでしたが、子供達の本当に楽しそうな笑顔がそこにありました。


↑厳島神社

↑おにぎりを包む竹の皮を拭いています

↑火渡り神事

↑火渡り神事。不思議と熱くないのです

↑伊藤博文直筆のものが何気なく保管されています

↑しゃもじに絵を描いて、発表。

↑法話を熱心に聞く参加者

↑最後にみんなで

2006年6月26日(月) 明日の駅頭チラシ配り

明日から1泊2日の予定で神奈川県下の仲間の議員と、地方政治勉強の為の合宿を行います。
まずは、朝の大船駅のチラシ配りから始めて頂けるということで、明朝のチラシ配りは、他市の議員さんが一緒に配布をしてくれる予定です。

2006年6月27日(火) アンケート

温故知新6月号は、アンケートが掲載されておりますが、その一部をトップページに載せましたので、こちらへのアンケートのご回答も、どうぞ宜しくお願い致します。

2006年6月28日(水) 合宿勉強会

普段から、色々な面でお付き合いをさせて頂いております同年代の議員さんなど8名で、政治の勉強をするため、1泊2日で合宿を行いました。

みなさん、情熱があり、熱く、地域のトップリーダーとして活躍させている方々ばかりで、私は感心させられっぱなし。本当に良い刺激を受けました。

地方自治という点においては、やはり共通の悩みや課題が多いものです。
お互い切磋琢磨して、それぞれの地域を少しでも良い方向へ導くことができたら最高です。まだまだ、不勉強な自分を恥じ、これから更に精進して頑張っていこうと決意をしました。

2006年6月29日(木) 鎌倉の道徳資料集

小学校・中学校の授業で使用される、鎌倉の地域を題材にした道徳資料集「かまくらのはなし」を読みました。

建長寺の山門が別名「たぬき門」といわれるのはなぜか?や、けんちん汁の名前の由来、佐助稲荷のやしろを建てた話、稲村ガ崎公園にある「ボート遭難像」の話など、大人が読んでもとっても為になる、面白い話がたくさん集められておりました。

素晴らしい資料が出来たと思いました。
きっと、鎌倉にちなんだこうした話はまだまだたくさんあるのでしょうね。
第2号、第3号と続編を期待したいところです。

2006年6月30日(金) 週刊新潮の記事

噂になっている、週刊新潮の記事(6月29日号)について、私もようやく手にいれて読むことができました。(現在では、岡田議員のHPで見られるようになっています)

長谷寺を運営する一族の長男が、次男を刑事・民事で提訴したということでした。
それに「不倫」や「乗っ取り」といった、尋常ではない言葉が躍っていますが、見逃せなかったのが、歴史的風土保存区域での工事のこと。

調査をしてみないと分かりませんが、記事に書かれていることが本当だとすると、大変です。

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Akiary v.0.51