松尾たかしの政治日記
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2004年10月2日(土) 駅前クリーン大作戦
今日は、朝の7時より、大船駅前クリーン大作戦を開催いたしました。
ゴミ箱に溢れるゴミを見て、しばし唖然としましたが、ボランティアの方々の手によって、あっという間に綺麗になりました。
ゴミ拾いをしていて気がつくことは、たばこの吸殻が圧倒的に多いということです。ゴミ拾いをしているというより、タバコの吸殻拾いをしているといっても大げさではないぐらい多いです。そしてそれを捨てるのは、サラリーマンがとても多いということにも気がつきます。スーツを着た大人が当たり前のようにポイっと捨てていきます。
(もちろん、マナーの良い方もたくさんいらっしゃいます。)
ちょっとの気遣いをお願いしたいものです。
↓
2004年10月5日(火) 議会最終日
今日は、9月議会定例会の最終日でした。
平成15年度一般会計歳入歳出決算については、賛成多数で可決されました。
その他議案についても、全て可決されました。
また、先日行われた代表者会議において、鎌倉市議会議員の期末手当(いわゆるボーナス)の支給月数を、今までの4.65ヶ月だったものを、4.4ヶ月に引き下げ、金額にして143,700円減額することが決まりました。
2004年10月6日(水) 咢堂 尾崎行雄
今日は、「憲政の神」尾崎行雄没後50年記念パーティーへ出席しました。
小泉首相、衆参両議長、岡田党首、中曽根元首相、羽田元首相、海部元首相など、そうそうたるメンバーが出席をしていました。
あらゆる権力の弾圧にも屈せず、真の民主政治の確立と世界平和の実現に、一生を捧げた尾崎行雄さんの生き方は、知れば知るほど尊敬します。
また、94歳にして『人生の本舞台は常に将来に在り』という言葉を残されたことも偉大です。
改めて気持ちが引き締まりました。
2004年10月8日(金) 市長の視察
鎌倉市長が、千代田区へ行ったと新聞にありました。
なんでも、千代田区の「生活環境条例」について勉強しに行ったとのこと。
鎌倉市では、たばこのポイ捨てについて改善がされませんが、現条例では実効性もありません。
先日も日記で書きましたが、マナーの問題を条例で取り締まる必要があるというのは悲しいことですが、しっかりとマナーが徹底されるまでは、必要であると考えます。
2004年10月9日(土) 台風の被害
台風22号が、鎌倉市にも被害を与えて過ぎていきました。
鎌倉市台の住宅裏山が崩れ、土砂に埋まった55歳男性が死亡するという被害が起きてしまいました。
私の自宅周辺を見回った時には、腰越や手広で自動車が水に浸水、特に手広では腰のあたりまで水がきていました。七里ヶ浜や稲村では一時停電。鎌倉プリンスホテルの木がなぎ倒されていました。
また、知人からの連絡で栄光坂で土砂崩れが起き、通行止めになっているとのこと。
鎌倉市は、「対策本部を設置して対応している」との連絡が議員各会派へ連絡がきています。
これ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。
2004年10月11日(月) 崖崩れ199件
鎌倉市手広の谷際地区での、がけ崩れの様子です。家の中に木が完全に入り込んでしまっていました。
市の職員がすぐに駆けつけてくれたので安心した、という方もいれば、対応の遅さに怒りをあらわにする方もいらっしゃいます。
10月10日午前11時現在で、鎌倉市内の被害状況は、崖崩れ199件、浸水等81件、倒木29件、道路冠水33件などとなっております。
2004年10月12日(火) 被害続報
10月12日現在で、鎌倉市内の被害状況は、崖崩れ461件、床上浸水519件、倒木76件などとなっております。
2004年10月13日(水) 見舞金について
今日も、日中は出来るだけ市内を回りました。
「助成金はないのでしょうか?」「保険はどうすれば?」というような具体的な対応についての質問が多く出てくるようになりました。
基本的なことは、市の災害情報HPをご覧下さい→(http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/saigai/index.htm)
ちなみに鎌倉市は、見舞金として、一般住宅の床上浸水2万円(1人世帯は1万円)などがあります。
また、市税の減免措置として、市民税は、納税者が居住又は所有する住宅について、家屋の損壊又は床上浸水(店舗の場合30cm以上)で、前年中の所得が1000万円以下の方。
固定資産税・都市計画税は、課税されている家屋の損壊又は床上浸水(店舗の場合30cm以上)の被害を受けた方が対象で、それぞれの市税が減免されます。
(更に詳しくは鎌倉市市税条例施行規則の18条・19条をご覧下さい→http://reiki.city.kamakura.kanagawa.jp/reiki/reiki_honbun/aj10001821.html)
なお、市税の減免措置につきましては、確認された被害状況から反映をしていくということでしたので、特別に減免措置の申請をする必要はありません。
※昨日の日記の中で、一部誤解を招く内容がありましたので、削除いたしました。ご迷惑をお掛け致しました方々には、深くお詫び申し上げます。
2004年10月14日(木) 学校へ行こう週間
今週は、「学校へ行こう週間」で、市内各小中学校で授業の一般公開をしております。
私は西鎌倉小学校と腰越小学校へ行ってきましたが、クラスによって、雰囲気が随分違うな〜という印象を受けました。
先生の話を聞く態度が良いクラスは、先生も堂々と授業をされているのですが、逆に生徒の私語が多く、ざわざわして落ち着きのないクラスは、先生は自信がなさそうだなあ、という印象を受けました。
2004年10月14日(木) マニフェスト
言論NPO(http://www.genron-npo.net/index_jp.html)が主催するフォーラムに参加をしてきました。
岩手県の増田知事、志木市の穂坂市長、北川前三重県知事が中心に、ローカルマニフェストや地方分権などについての議論が行われました。
議論の中では『責任』という言葉が頻繁に出てきました。
責任をとることの大切さ、また責任を負うことによるリスク、そういうことがあって初めて組織が健全に機能をするものだということを、改めて考える機会になりました。
2004年10月14日(木) 引き続き被害の処理
市内各所で、被害の処理が精力的に行われております。
中には造園業の方もいて、「専門外だから、大変だよ〜」と言っておられました。
↑民家の1階に土砂が入りこんでいました。(笛田)
↑庭にあった温室が崩壊(山ノ内)
↑土砂が道をふさぎます(手広)
2004年10月15日(金) 災害時の各課の対応
先日、この日記で台風22号の時の行政の対応について書きましたが、私が誤認していた部分もあり、今日までの動きを改めて確認ができましたので、ご連絡いたします。
【資源再生部の対応】
9日(土曜日)13:00に警戒本部設置→15:00に課員全員出社→台風22号の被害→23:00まで残って対応
10日(日曜日)早朝より、消毒・ごみ収集の対応(大船・富士見町地区をはじめ、手広・腰越地区へ)、道路整備、側溝のつまり、し尿処理なども併せて対応→19:00まで
11日(月曜日)引き続き対応
ということでした。
災害で出たごみについては無料でひきとっており、現在まで合計で17商店街と89件分対応しているとのことでした。
『迅速に対応していただいた』と喜んでおられた市民の方も多くいらっしゃいましたので、頭が下がります。
2004年10月16日(土) スペシャルオリンピックス
今日は、鎌倉市内でスペシャルオリンピックスの聖火リレー(トーチラン)が開催されました。
オリンピックは3種類あるといわれ、それはオリンピック、パラリンピック(身体障害者を対象)、そしてスペシャルオリンピックス(知的障害者を対象)です。
2005年冬季スペシャルオリンピックス世界大会が長野で開催されるので、日本全国でトーチランが開催されております。
子供達はとても素晴らしい笑顔で走っておりました。
2004年10月18日(月) 駅頭
今日は、『月刊・温故知新』の作成をしておりました。
明日の朝より、駅でのチラシの配布をスタートします。
どうぞよろしくお願い致します。
2004年10月20日(水) 台風23号
台風23号が近づいております。
早く帰れる方は、なるべく早く帰宅して下さい。
鎌倉市では、20日午後1時から、市内すべての市立小学校と教養センター内に避難所を開設しています。
※教養センター(住所 笛田2−17−1 電話 0467-32-1221)
<避難所に関する問い合わせ先> 福祉政策課 0467-23-3000内線2363
2004年10月20日(水) 議会全員協議会
10月27日(水)に台風22号の被害状況及び対応状況という議題で、議会全員協議会が開催されることになりました。
議題に、台風23号も追加されなければ良いのですが・・・。
今夜から明日にかけて被害がないことを祈るばかりです。
2004年10月21日(木) 台風23号の被害
台風23号による被害状況(速報値 21日8時30分現在)は、以下のようになっております。
・建物一部損壊(住家) 1
・建物一部損壊(非住家) 1
・床上浸水 1
・床下浸水 4
・がけ崩れ 4
・倒木 1
・その他 4
22号の時よりも、被害は少ないですが、それでも被害は出てしまいました。
なお、市役所2階に開設している臨時総合相談窓口が、26日午後5時まで延長になりました。
<臨時総合相談窓口に関する受付・問い合わせ先>
202会議室 電話23-3000(内線2669、2997、2998)
2004年10月22日(金) 駅前クリーン大作戦予告
日 時 :10月30日(土)7:00〜8:00
集合場所:大船駅東口マクドナルド前
持ち物は、トング、軍手、ゴミ袋(なければお貸ししますので手ぶらでもOKです)
☆平日お仕事が忙しく、「土曜日はついつい遅くまで寝てしまって・・・」という方は是非参加をして、有意義な1日にしましょう!☆
2004年10月22日(金) スクエア(勉強会)開催案内
日時:10月30日(土)15時〜17時
場所:鎌倉市役所2階応接室
※スクエア(勉強会)を、ほぼ毎月開催しております。ざっくばらんな雰囲気でやっていますので、是非ご参加下さい。飛び込みOKです!
2004年10月24日(日) 日曜日
今日は、早朝ソフトボールに参加した後、鎌倉てらこやの事業「海から鎌倉を眺めよう」に行きました。残念ながら私は船には一緒に乗れませんでしたが、子供たちは、漁も見られるということを知って大はしゃぎしていました。
その後、大船行政センターで開催されている大船地区文化展・福祉バザー、そして第1回・由比ヶ浜フェスタを見学に行きました。
福祉バザーのリサイクルショップには掘り出しものがあったり、餅つきがあったりととても楽しみ、また由比ヶ浜フェスタは、かなり気合が入った様子で、「地域住民・外国人との交流・友好を深める」という意味の「和」のテーマ通り、異国情緒を感じるところが随所にあり、とても新鮮な印象を受けました、『仕掛け方がとっても上手いな〜』と感心をしました。
2004年10月26日(火) 市長と語ろうまちかどトーク
腰越学習センターで開催された『市長と語ろうまちかどトーク』に参加をしました。
私は前半部分しか聞けなかったのですが、前半の話題は、台風22号・23号の被害に集中しておりました。
ポイントとしましては、
@情報が全然入ってこなかったところから、情報伝達体制の確立を求めること。
A行政と自主防災組織や自治会との連携が取れるようなしくみづくり
B事前・事後の対策の充実
C避難所開設の時期
といったことなどが話題にでておりました。
また、土嚢(どのう)については、今回の反省を踏まえ、現在4000個の準備を開始しているとのことでした。
2004年10月27日(水) 全員協議会
台風22号及び23号の被害について、議会全員協議会で報告がありました。
それによると、被害総額は超概算で20億円になるとのことでした。この金額が、今回の被害の大きさを表しています。
また、10月26日まで、臨時総合相談窓口を利用された方は518名、相談件数は650件でした。
質疑では、22号の被害があった10月9日に市役所の電話がつながりにくかったこと、防災無線が聞き取れないこと、情報収集体制、情報提供体制の不備、避難所に指定された小学校の体育館が雨漏りしていたことなどについて等の指摘がありました。
今回の反省は、次回に大いに生かし、ハード面、ソフト面について、改善していただきたいと思います。
2004年10月29日(金) 全国都市問題会議
28日〜29日に、全国都市問題会議出席のため、名古屋へ行きました。
様々な講演、発表が行われたのですが、1番印象に残ったのは、アルピニスト野口健さん(http://www.noguchi-ken.net)の講演でした。
エベレストでの清掃登山、富士山清掃隊、そして都レンジャーの話など、大きな意思を抱いて、その実現に向けて真摯に取り組み姿勢・考え方はとても参考になりました。
私自身、最近の行動や発言に反省することが多く(最近というか、いつもですが・・・)1つの大きなヒントをいただいてきました。
2004年10月30日(土) 新潟県中越地震
新潟県中越地震について、長岡市災害ボランティアセンター(http://www.soiga.com/adj/)を見ますと、ボランティアの受け入れ、現地で不足しているものなどの情報がのっておりました。
善意で送ったものや行動が、逆に現地では対応しきれずに、困っているなどの話を聞くと、現地の状況をよりよく知ることの大切さを思い知らされます。
そういう情報こそが、TVや新聞、ラジオなどで1番大きく取り上げられるべき内容なのではないかとも感じます。
明日より、藤沢市の原議員と現地へ行ってまいります。
2日間ほどしかいられないので、逆に邪魔にならないよう、十分注意して、1つでも現地のお役に立てるように、また今後の防災対策のために役立つことを1つでも見つけてこれるように、(当たり前ですが)真剣に行ってきます。
鎌倉市も崖崩れの被害で大変な時に、本当に申し訳ございませんが、何卒ご理解のほどをお願いいたします。
(※来週月曜日・火曜日の朝の駅頭チラシ配りは、中止いたします。)
2004年10月31日(日) スクエア開催
第21回松尾たかしスクエアを開催しました。
今回は、10月9日(土)に起きた台風22号の被害や、新潟県中越地震を参考に、災害対策についての議論を深めました。危機意識というものは、こういった機会がないと、なかなか高まるものではありません。
スクエアに参加したメンバーが、今日自宅に帰って、災害時持ち出し品を用意し、住まいの地震対策(家具の固定など)、災害時に家族との連絡をどのようにとるかを相談してくれたら、今日のスクエアは成功だったと言えるのでしょう。